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Merry Christmas from Dublin!

メリークリスマス!みなさんはいかがお過ごしでしょうか。アイルランドではカトリックの文化が根強く残っているので、盛大にクリスマスを祝う傾向があります。言わずと知れたヨーロッパ発祥のイベントですが、国によって祝い方は少しずつ違うみたいです。今回はアイルランドでのクリスマスについて紹介します。

日本では恋人の日というイメージが強いですが、アイルランドやその他欧米諸国では家族と過ごす人が圧倒的に多いです。もちろん恋人や友達を家に招いたりもしますが、基本的には家族や親族で集まりホームパーティーをするのが主流です。あと、クリスマス当日は全部とは言いませんがほとんどのお店が閉まっています。クリスマス前後は遠くに住んでいる人たちもみんな地元に里帰りします。どっちかというと日本のお正月みたいな感じですね。

アイルランドでは12月に入ると町のいたる所で「クリスマスジャンパー」と呼ばれるセーターを着た人々に出くわします。たいていトナカイとかサンタクロース、ツリーなどの柄のいかにもクリスマスっぽいセーターです。彼らは小さいグループだと4~5人程度、多くて30人くらいのグループで行動し、「12 Pubs」と呼ばれるイベントに向かいます。夕方の6~7時頃にスタートし、一晩で12箇所のパブを制覇するという大酒飲みの国らしいイベントなのですが、数箇所訪れた時点でもう何箇所まわったのか忘れてしまうことも多いらしく、必ずしも12箇所じゃないみたいですね笑

12月になるとクリスマスマーケットやセールがあちこちで開かれるので、みんなこぞってショッピングに出かけます。12 Pubsのイベントとショッピングのおかげで一気にお祭り気分になるので、この時期に町を歩くのは寒くてもすごく楽しいです。

クリスマスのディナーは、私の知る限りでは一年で一番豪華なディナーが出てくる日です。私は夫と彼の家族と一緒に住んでいるのですが、この日は毎年彼のパパが張り切って料理をするので食卓がとても豪華です。今年の我が家のメニューは七面鳥のロースト、自家製ハム、スタッフィング(パン、玉ねぎ、セージやパセリなどのハーブ、ソーセージなどを混ぜてオーブンで焼いたもの)、にんじんやパースニップ(白にんじん)、芽キャベツなどの野菜をローストまたは茹でたものです。それにグレイビーソースやクランベリーソースをかけていただきます。ご家庭によって多少は違うと思いますが、これがベーシックなクリスマスの献立です。

ディナーを食べる前にはクリスマスクラッカーを鳴らします。クラッカーの中にはジョークが書かれた紙やちょっとしたおもちゃのおまけが入っていて、アイルランドではすごくポピュラーな物だそうです。

日本ではクリスマスケーキと言えば生クリーム&イチゴのケーキやブッシュドノエルをよく見かけますが、アイルランドではドライフルーツたっぷりのクリスマスプディング、もしくはクリスマスケーキを食べます。両方フルーツケーキのような見た目でよく似ているのですが、クリスマスプディングはしっとり濃厚でクリスマス当日に食べるもの、クリスマスケーキは分厚いアイシングで包まれており、当日に限らずクリスマス周辺の時期に食べます。

アイルランドのお母さんたちはクリスマスの1ヶ月ほど前にフルーツケーキを焼き、クリスマスケーキの準備を始めます。焼いた直後はとっても硬いフルーツケーキ。これに数日に1回のペースで大量のウィスキーまたはラム酒をかけ、クリスマス前日にアイシングをかけます。たくさんのアルコールとアイシングのおかげで保存がきくので、クリスマスが終わってもしばらくの間はおやつになります。

ミンスパイというお菓子もクリスマスが近づいてくるとよく見かけます。レーズンとりんごをシナモンなどのスパイスと一緒に煮詰め、ペイストリー生地で包んだ焼き菓子です。スーパーでも売っています。

クリスマスプレゼントの中身については、日本と大差ありません。しかしサンタクロースからのプレゼントは暖炉の近くに置いてあるのが恒例のようです。サンタは煙突から家に入ってくるからです。アイルランドではほとんどのお家に煙突があります。(必ずではありませんが、古いお家や一軒家には煙突があることがほとんどです。)両親や兄弟、親戚からのプレゼントはクリスマスツリーの下に置いてあるのがスタンダードです。

敬虔なクリスチャンの場合は、25日の朝に教会のミサへ行きます。